東京屈指の観光スポットである高尾山は、紅葉の名所としても有名です。また、標高599mの高尾山は登山初心者でも登りやすく、都心からのアクセスも良好!そのため、紅葉シーズンには国内外から多くの観光客が訪れます。
その高尾山には、ケーブルカーやリフトを利用するコースから穴場的な登山コースなど、難易度別の様々な登山道があります。特に、紅葉が楽しめる王道のコースは見頃の時期に混雑が予想されます。
そこで今回の記事では、高尾山紅葉シーズン2024のおすすめコースや見頃はいつからいつまでか、ケーブルカーやリフトの混雑状況などをリサーチしました。
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高尾山 紅葉2024 見頃・シーズンはいつからいつまで
2024年の高尾山の紅葉シーズンは、例年通りであれば11月中旬から12月上旬。さらに、イロハカエデやオオモミジといった紅葉の見頃のピークは11月下旬頃と予想されますが、天候状況によっては12月上旬まで美しい紅葉が見られるケースもあります。
紅葉シーズンには、高尾山山頂にある展望台や広場で、赤や黄色に色づく紅葉と富士山のコラボという絶景に出会えます。また、紅葉スポットの「もみじ台」では、静かな雰囲気の中で色鮮やかな紅葉を鑑賞することができます。
ライブカメラでチェック
高尾山の周辺には、紅葉の色づきがチェックできるライブカメラが設置されています。例えば、高尾山口駅のライブカメラでは、紅葉はもちろん甲州街道の様子や駐車場の混雑状況などがリアルタイムで確認できます。
紅葉シーズンには、これらのライブカメラで紅葉の色づきをチェックしてお出かけのスケジュールを立てるのもおすすめです。
高尾山 紅葉2024 混雑状況と混雑回避方法は
高尾山は、1年中四季折々の絶景が楽しめる観光スポットで、春や秋を中心に多くの観光客が訪れます。特に、紅葉シーズンの混雑は避けられません。
混雑状況は
紅葉シーズンの高尾山は、週末や祝日になると大混雑します。高尾山周辺の駐車場は午前中には満車になり、ケーブルカーやリフト乗り場では最大180分の待ち時間が発生したケースも!
ちなみに、高尾山の混雑のピークは、上りが9:00〜11:00、下りが14:00〜17:00です。周辺の飲食店も、ランチタイムや夕方に混み合ってくるため、軽食を持参するなどの対策をおすすめします。
混雑回避方法は
高尾山紅葉シーズンの混雑を回避するポイントは、主に3つ挙げられます。
- 早朝や夕方の時間帯または平日に訪れる
- ケーブルカーやリフトに乗らない登山コースを選ぶ
- 駐車場のオープン前に到着
まずは、高尾山が混雑する時間帯を避けて、早朝や日が落ちる前の夕方に行くのがおすすめです。例えば、朝8:00頃にケーブルカーに乗らず徒歩で登るなど。さらに、高尾山は週末や祝日に大混雑するので、平日に行くと良いと思います。
そして、紅葉シーズンに最も混雑するのはケーブルカーやリフトです。上りは9:00〜、下りは14:00〜が混雑のピークになるので、思い切って徒歩で高尾山に登るコースを選んでみてはいかがでしょうか。
高尾山 紅葉2024 おススメコースは
ここからは、高尾山の各登山コースと紅葉シーズンのおすすめポイントをご紹介します。王道のコースから知る人ぞ知る穴場コースなど、紅葉が楽しめるポイントをピックアップしました。
1号路《表参道コース》
全長3.8km、高尾山薬王院に参拝するための表参道で、最も観光客が集まるコースです。徒歩で登ると約100分かかりますが、ケーブルカーやリフトを利用すると50分ほどで到着します。
1号路の登山道は舗装されているので、歩きやすい靴さえ履いていれば気軽に登れるコースと言えます。ケーブルカーの駅周辺には飲食店やお土産屋があり、紅葉シーズンは多くの人で賑わいます。
薬王院があるエリアは紅葉スポットとしても有名で、本堂と紅葉のコラボレーションは神々しいです。
2号路《霞台ループコース》
2号路は、全長900mの高尾山中腹を1周するループコースとなっています。高尾山の南斜面または北斜面を通る2つのルートに分かれ、途中には6号路や上級者コースの分岐点があります。
落葉樹や常緑樹などが生い茂る登山道を進むコースで、紅葉シーズンでも比較的人が少ない穴場スポットと言えます。ただし、急勾配や足場が悪い道もあるため注意が必要です。
3号路《カツラ林コース》
全長2.4km、高尾山の南斜面から山頂にぬけるコースです。常緑樹の森の中を進むコースで、急な坂が少ない歩きやすいエリア。見晴らしが良くないため、紅葉シーズンでも比較的空いているコースです。
混雑を避けて、ゆっくり紅葉を満喫しながら進みたい方におすすめのコースと言えますね。
4号路《吊り橋コース》
全長1.5km、高尾山の登山コースで唯一吊り橋を渡るコースです。高尾山の北斜面を進むコースで、紅葉シーズンは吊り橋と紅葉を写真撮影する登山客で賑わいます。
4号路は細い道が多く休憩スポットが1ヶ所しかないので、混雑時は時間帯をずらすなどの対策が必要です。
5号路《山頂ループコース》
全長900m、高尾山山頂の下を1周するループコースです。お散歩気分で歩けるコースなので、登山初心者の方にもぴったり。また、1号路や稲荷山コースなど、ほぼ全てのコースと接続しているのも特徴的です。
階段や舗装道が多く植物の鑑賞スポットも充実しているため、紅葉シーズンは混み合うコースと言えます。
6号路《びわ滝コース》
全長3.3km、小川に沿って登るコースで別名「水のコース」とも呼ばれています。滝や川が多く、マイナスイオンたっぷりの夏でも涼しい登山道ですが、足場が悪い道もあるため最低限の装備が必要。
高尾山のコースの中では最も自然が満喫できるコースと言われ、紅葉シーズンは安全面を考慮して一方通行規制が行われます。
途中、薬王院の水行道場である「びわ滝」や弘法大師の伝説がある「岩屋大師」といったパワースポットもあり、ハードなコースでありながら人気が高いです。
稲荷山コース
全長3.1km、登りの所要時間が約90分の最もハードと言われるコースです。スタート地点はケーブルカー清滝駅の左側で、展望台までは急な坂が多いですが、所々に階段が設置されています。
途中の展望台(稲荷山山頂)には休憩スペースがあり、ここから頂上までは緩やかな山道で登りやすくなります。高尾山の南側を通るコースなので景色がよく、学校の遠足でも選ばれるコースです。
紅葉の見どころは、展望台からの景色と鮮やかな紅葉のコラボレーション!天気が良ければ新宿方面まで見渡せるので、紅葉と東京の街並みが一望できますよ。
高尾山 紅葉2024 ケーブルカー・リフト
高尾山には、麓から中腹を往復するケーブルカーやリフトが完備されています。ここでは、ケーブルカーとリフトの料金や所要時間などをまとめています。
ケーブルカー
最大135人が乗車できるケーブルカーは、最急勾配31度18分で日本一の急勾配と言われています。始発は8:00で、以降15分間隔で運転しますが、混雑時には臨時運行も行われます。(最終は17:45または18:00)
ケーブルカー運行エリア:高尾山駅〜清滝駅(乗車時間6分)
リフト
リフトは2人乗りで、ペット同伴は乗車不可となっています。始発は9:00で、最終は16:00または16:30ですが、混雑状況によって運転延長もあります。
リフト運行エリア:山麓駅〜山頂駅(乗車時間12分)
料金について(ケーブルカー・リフト共通)
ケーブルカーとリフトの乗車料金は、共通です。決済方法は、現金・交通系ICカード・タッチ決済機能つきクレジットカード・TAMa-GO(QR認証)が利用できます。チケット購入方法は、決済によって異なります。
- 現金または交通系ICカード:切符売り場や券売機で購入
- タッチ決済機能つきクレジットカード:乗り場で直接決済
- TAMa-GO:WEBサイトで事前に購入して乗り場でQR認証
大人(中学生以上) | 小人(3歳〜小学生) | |
片道 | 490円 | 250円 |
往復 | 950円 | 470円 |
高尾山 紅葉 アクセス方法
最後に、高尾山へのアクセス方法をご紹介します。
所在地 | 東京都八王子市高尾町 |
電車でのアクセス | 京王線「高尾山口駅」から徒歩5分 (ケーブルカー清滝駅まで) ※京王線「新宿駅」から最速で47分/JR中央線「新宿駅」から特別快速で44分 |
車でのアクセス | 中央自動車道「八王子JCT」経由圏央道「高尾山IC」から新宿方面へ約5分 |
駐車場 | ①高尾山薬王院祈祷殿駐車場(250台) 【利用時間】8:00〜16:00 ②八王子市営高尾山麓駐車場(80台) 【利用時間】24時間営業 【駐車料金】30分/150円(8:00〜17:00) 60分/150円(17:00〜8:00) ③タイムズ京王高尾山温泉極楽湯(89台) 【利用時間】24時間営業 【駐車料金】30分/300円 |