上野動物園のアイドルといえば、パンダ!
ジャイアントパンダです!
2021年6月23日に、上野動物園で誕生した双子のパンダ「レイレイ」と「シャオシャオ」は、一般公開時は大注目されましたね。
「レイレイ」と「シャオシャオ」のお父さんは「リーリー」、お母さんは「シンシン」で、お姉さんの「シャンシャン」は、2023年に中国に返還されています。
最近では、和歌山アドベンチャーワールドで暮らしている4頭のジャイアントパンダが中国・成都に帰国し、多くの人が最後の姿を見に訪れました。
このように、日本国内で育ったパンダは、いずれ中国に返還されるルールがありますが、なぜ還さなければいけないのか気になりますね。
そこで今回の記事では、上野動物園のパンダ返還理由やルール、期限がいつまでかをリサーチしました。
上野動物園のパンダ 返還理由 協定のルールとは
上野動物園の「シャンシャン」や和歌山アドベンチャーワールドの「永明」「桜浜」「桃浜」が2023年に中国に返還されましたが、そもそも何故返さなければいけないのか疑問に感じますね。
もともとジャイアントパンダの所有権が中国にあり、日本にパンダを期間限定で貸与しているのです。そのため、協定ルールに基づき時期がきたら返還しなければなりません。
パンダに関するすべての所有権が中国にあるため、日本国内で誕生して育てられたパンダも返還義務があります。
パンダのレンタル料
パンダは中国から貸与、つまりレンタルされていることになります。
初めてパンダが上野動物園に来た時は、無償提供だったようですが、シーシーとリーリーには東京都から約1億円の費用がかかっています。ちなみに、レンタル料という言い方ではなく「パンダの研究・保護に対する支援金」と表現する方が適切です。
パンダ1頭にかかる費用は、年間8000万〜1億円。パンダの子どもが誕生したら約6700万、亡くなってしまったら約5600万円を中国に支払います。
パンダ以外の動物も費用をかけて国内に迎えた例があります。
- 東武動物公園ホワイトタイガー:約500万円で購入
- 上野動物園のゴリラ:約80万円で貸与
- 名古屋港水族館のシャチ:約5億円で購入
- よこはま動物園ズーラシアのオカピ:譲渡※所有権が日本に
- 熊本市動植物園のキンシコウ:支援金100万ドルで貸与
上野動物園のパンダ レイレイとシャオシャオの返還期限はいつまで
2021年に上野動物園で誕生したレイレイとシャオシャオの双子パンダは、東京都と中国野生動物保護協会との協定により、2026年2月20日が返還期限となっています。
ちなみに、レイレイ&シャオシャオの両親である「リーリー」と「シンシン」は、2024年9月29日に中国へ帰国しました。
本日予定してた観劇が中止になりその代わりに上野動物園に行って来た。私、生のパンダ🐼まだ見た事なくて^^;
— 姫 (@himelove0506) July 15, 2025
今日逃したら来年パンダが中国に返還されちゃうらしいのでもう二度と見れないかもしれない!
初めて見たパンダ🐼に超興奮!
レイレイとシャオシャオ、やっと人生初の生パンダ🐼に会えた❤ pic.twitter.com/uAAsEkr5wZ
上野動物園のパンダ 返還延期はあるか
上野動物園のパンダをはじめ、国内で飼育されているパンダの返還期限は、必要に応じて延期することもあるようです。
例えば、2017年に上野動物園で生まれたシャンシャンは、ルールに基づき2022年12月31日までに返還する予定でしたが、新型コロナ等の影響で4回も帰国が延期されています。
理由はさまざまですが、中国までの移動がパンダのストレスになるため、体調面や成長過程を考慮して延期されるケースも多いようです。
一方で、上野動物園のリーリー&シンシンは、2026年2月まで日本国内で飼育される予定でしたが、健康状態を考慮し帰国時期が早まりました。
早まることもあるんですね。
おはようございます☀️
— nao☆ (@nao0623nao) February 20, 2023
上野動物園のパンダ「シャンシャン」が中国へ返還されましたね😢
コロナの影響で5回延期されてたけどこんなに日本のファンに愛されているのに寂しいですね😥今までありがとう🥰
今日も良き日で👍🏻💕#おは戦50221fk🔥#シャンシャン#驚きと感動リレー0221 pic.twitter.com/9ZfwsqsHCP
和歌山アドベンチャーワールドのパンダが返還され、上野の2頭も2月で返還らしいので突発的に上野へ
— 正 夫、 (@RF4sk) June 28, 2025
真夏日の中待つのは大変でしたが、シャオシャオ・レイレイどっちも起きててくれて良かった
2025.06.28 pic.twitter.com/gvXmueuugL
上野動物園のパンダ 返還後はどこへ
中国に返還されたパンダたちは、「パンダのふるさと」と言われる四川省の「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」や「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」でのびのびと暮らしているようです。
シャンシャンがいる「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」は、その名の通りパンダに特化した国営施設。「臥龍神樹坪基地」「雅安碧峰峡基地」「都江堰基地」「臥龍核桃坪基地」という4エリアに分かれ、パンダの保護や繁殖研究が行われています。
一方、和歌山アドベンチャーワールドから帰還した「永明「桃浜」「桜浜」が暮らす「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」は、世界最大級のパンダ飼育施設。約230頭のパンダが暮らしていて、一般客も入園可能です。
首都圏から4つの中国のパンダ基地に行けます↓
まとめ
今回は、上野動物園のジャイアントパンダが中国に返還される理由や期限、返還後の暮らし方などをご紹介してきました。
子どもから大人まで幅広い層に親しまれるパンダは、日本に所有権がないため中国に返還するルールがあります。寂しいですが、パンダを保護して絶滅をなくすための取り組みです!